日英薬剤師日記

イギリスの国営医療(NHS)病院で働く、臨床薬剤師のあれこれ

ユニバーシティカレッジロンドン病院

去りゆく者たちと退職の理由

今月は、私の職場で、退職する人の多い月だった。 皆、それぞれに、別の職や次の人生のステップに移っていく。 今回のエントリでは、そんな「去りゆく者たち」を、紹介してみたい。 まず一人目は、内科専門薬剤師であった、レイチェルさん(写真下⬇︎左)。 …

英国の No. 1 医療系書店(であった場所)へ久しぶりに行ってみたら

先日、ロンドンの中心街へ行く用事があり、数年かぶりにこちらの書店(写真下⬇︎)へ立ち寄ってみた。 私にとって、たくさんの思い出のある場所。 英国を代表するチェーン書店「ウォーターストーンズ (Waterstones) 」ロンドン ガウアー・ストリート店 「ウォ…

英国でファーマシーテクニシャンの職を得た時の話(3)「初めて面接に呼ばれた」

このエントリは、シリーズ化で、前回の話はこちら(⬇︎)になっています。 2003 年8月初旬、ロンドン市内の国営医療 (NHS) 病院の薬局でファーマシーテクニシャンやアシスタントの求人が出るたびに、応募する日々が続いていた。その時点で、10 通以上の応募…

ロンドンの出産病院いろいろ

このところ、英国のメディアは、サセックス公ハリー王子とメーガン妃の王子の誕生の話題でもちきり。 という訳で、ミーハーな私もそれに便乗し(笑)、英国の出産事情を少し紹介してみたい。今回のエントリでは、ロンドンの出産病院のあれこれを、私が知って…

アガサ・クリスティと薬局と毒薬、そしてアフタヌーンティー

今、英国では、クリスマスシーズン真っ只中。 で、最近、ロンドンの中心街にある大学病院前の巨大クリスマスツリー(写真下)を通り過ぎた際、ふと思い出したことがある。 「アガサ・クリスティ」 ミステリーの女王と呼ばれるこの英国人推理小説家、元々の職…