日英薬剤師日記

イギリスの国営医療(NHS)病院で働く、臨床薬剤師のあれこれ

ヒースロー空港

英国王立薬学協会 (Royal Pharmaceutical Society) の歴史探訪(其の二)

今回のエントリは、前回(リンク下⬇︎)からの続きとなっています。 英国王立薬学協会 (Royal Pharmaceutical Society) の歴史を辿り、ロンドン市内の史跡を訪ね廻った記録です。 初代会長の「ウィリアム・アレン (William Allen) 」については; 元は、絹工…

英国でファーマシーテクニシャンの職を得た時の話(8)「母がくれた100万円」

このエントリは、シリーズ化で、前回の話はこちら(⬇︎)になっています。 ほうほうのていで、日本へ帰国し、実家へ戻った。 毎日を無気力で過ごす娘に、両親は多くを問い正さなかった。 その頃、2人がどこまで私の内情を知っていたのかは、未だに分からない…

英国でファーマシーテクニシャンの職を得た時の話(7)「学生ビザが切れた日」

このエントリは、シリーズ化で、前回の話はこちら(⬇︎)になっています。 2003年9月末。 英国での就職が決まらず、絶望の中、学生ビザが失効する日を、あと一日、あと一日と数えていた。 そのビザが切れれば、私は日本へ戻るしかなかった。 ちょうどその頃…

花粉症と、日英の薬

今回、休暇で、日本へ帰国した折のことですが; 休暇の始まりについては、前回のエントリ(⬇︎)も; 当初は、どの薬局の店頭でも展開されている、花粉症の薬の種類の豊富さと、その陳列の美しさに、ただただ感嘆していました。 どこも、まるで、お祭りの縁日…

見知らぬ街の薬局を訪ねてみた。ロンドン・ヒースロー空港第2ターミナル編

この2週間ほど、日本へ帰国し、休暇を取っていました。 ここ数ヶ月、日本でお会いしたい方々の顔がたくさん浮かんでおりました。でも、何せ、離陸の前日まで、日夜拘束の当直をしており(→この6週間で、3コマの当直勤務をこなした。このあり得ない労働条…