日英薬剤師日記

イギリスの国営医療(NHS)病院で働く、臨床薬剤師のあれこれ

英国臨床薬剤師

一般内科病棟ローテーション終了

全ての物事には、必ず、終わりの時がやってくる。 先週末、自身の約2年の長きに渡った「一般内科ローテーション」が終了した。 今はただただ、一つの幕が無事に閉じたことに、安堵の胸を撫で下している。 この病棟、私が現在勤務する大学病院の中で、誰もが…

ロンドン大学薬学校 臨床薬学・国際薬局実務&政策修士コース (MSc in Clinical Pharmacy, International Practice & Policy)

英国では、9月になると、すっかり寒くなる。 そして、私は、毎年この時期になると、英国に移り住んだ頃のことを思い出す。 という訳で、今回から数回に分けて、私がこの地に住み始めた年のことを、ちょっと書いてみようと思う。 私が渡英した最初の動機は、…

全ての始まり : ロンドン・聖トーマス病院

ちょっと前、誕生日で、お祝いをしてくれる人がいた。 その会場、たまたま、思い出深い場所の近くだったの。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- St Thomas’ Hosp…

緑色のペン

英国の薬剤師が「必ず」持っているもの --- 緑色のペン。 英国の医療機関では、処方せんをチェックしたり、医師への問い合わせ、看護師への申し送りなどに、緑色のペンで書き残すと、「これは薬剤師がチェック / コメントした」と見なされる。起源は定かでは…