日英薬剤師日記

イギリスの国営医療(NHS)病院で働く、臨床薬剤師のあれこれ

聖チャールズ病院

20年の軌跡と奇跡

20年前のちょうど今日、英国へやってきた。 スーツケース一つで。 ヒースロー空港に降り立って、地下鉄を乗り継ぎ、住むことになった学生寮へ、未知の将来へのワクワク感を胸に歩いて向かったこと、今でも、昨日のことのように思い出せる。 でも、まさかこん…

英国でファーマシーテクニシャンの職を得た時の話(12)「全くもって狂っているけど。。。おめでとう!」

このエントリは、シリーズ化で、前回の話はこちら(⬇︎)になっています。 西ロンドン・聖チャールズ病院での就職面接試験後、ほぼ1週間寝込んだが、その間、合否の知らせは来なかった。 英国国営医療サービス (NHS) の雇用における、就職試験の合否通知は、…

英国でファーマシーテクニシャンの職を得た時の話(11)「運命が決まった日」

このエントリは、シリーズ化で、前回の話はこちら(⬇︎)になっています。 ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ、 ここ一番である、西ロンドンの聖チャールズ病院への就職面接試験を翌日に控えた日も、絶え間ない咳と発熱が続いていた。 身体がだるく、椅子に座っているの…

英国でファーマシーテクニシャンの職を得た時の話(4)「労働許可書の壁」

このエントリは、シリーズ化で、前回の話はこちら(⬇︎)になっています。 2003年8月中旬、ロンドン市内の国営医療 (NHS) 病院のファーマシーテクニシャンとアシスタントの求人に手当たり次第に応募する日々が続いていた。その上、面接試験へ呼ばれることを…