日英薬剤師日記

イギリスの国営医療(NHS)病院で働く、臨床薬剤師のあれこれ

聖トーマス病院

見知らぬ街の病院を訪れてみた。英国ケント州メドウェイ病院

今回のエントリは、前回(リンク⬇︎)からの続きとなっています。 翌日、ホテルをチェックアウトした後は、こちら(写真下⬇︎)の国営医療 (NHS) 病院を訪れてみました。 ケント州メドウェイマリタイム国営医療 (NHS) 病院。土地柄、こちらは以前、海軍病院だ…

英国でファーマシーテクニシャンの職を得た時の話(9)「もうすぐ受かりますよ」

このエントリは、シリーズ化で、前回の話はこちら(⬇︎)になっています。 英国へ奇跡的に再入国できてからは、立て続けに、就職面接試験へ出向いた。 数ヶ月前からの、失敗につぐ失敗から学んだ経験が蓄積され、この頃になると、応募する職のほぼ全ての病院…

転機となった「ファーマシーテクニシャン見習い」への講義

ロンドン大学薬学校時代、英国人薬剤師の学生に混じって「薬学教授法 (Teaching & Learning) 」という科目を選択した。 私のロンドン大学薬学校時代のコースの詳細は、過去のエントリ(⬇︎)からどうぞ その課題の一つが「教育(教授)実習をする」というもの…

ロンドンの出産病院いろいろ

このところ、英国のメディアは、サセックス公ハリー王子とメーガン妃の王子の誕生の話題でもちきり。 という訳で、ミーハーな私もそれに便乗し(笑)、英国の出産事情を少し紹介してみたい。今回のエントリでは、ロンドンの出産病院のあれこれを、私が知って…

喜劇王チャップリン幼少期ゆかりの場所を訪ね、英国の医療の昨今について考えた

マニアックな話かもしれませんが、今日は、英国人喜劇王チャーリー・チャップリン(写真下⬇︎)の生誕130年の日です。 ©️Roy Export SAS 通った都立高校の英語の授業で、チャップリンの生涯が描かれた副読本が使われていた。 その教科書、当初は英語の勉強の…

アガサ・クリスティと薬局と毒薬、そしてアフタヌーンティー

今、英国では、クリスマスシーズン真っ只中。 で、最近、ロンドンの中心街にある大学病院前の巨大クリスマスツリー(写真下)を通り過ぎた際、ふと思い出したことがある。 「アガサ・クリスティ」 ミステリーの女王と呼ばれるこの英国人推理小説家、元々の職…

全ての始まり : ロンドン・聖トーマス病院

ちょっと前、誕生日で、お祝いをしてくれる人がいた。 その会場、たまたま、思い出深い場所の近くだったの。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- St Thomas’ Hosp…